【4月9日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)は8日、シングルス1回戦が行われ、フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)はルカ・ナルディ(Luca Nardi、イタリア)を6-2、6-3のストレートで破り、大会第3シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)と対戦する2回戦に駒を進めた。

 在住するモナコを練習拠点にしているオジェ・アリアシムはすべての局面でナルディを上回り、通算6度目の大会出場で2度目の白星を飾った。

 アルカラスとの直接対決では3勝2敗と勝ち越しているオジェ・アリアシムだが、両者がクレーコートで対戦するのは今回が初めてとなる。

 1回戦は不戦勝となっているアルカラスは、再び右前腕に包帯を巻いた状態でこの日のトレーニングは限られ、フォアハンドを打つ回数もわずかだった。2度の四大大会(グランドスラム)を果たしているアルカラスだが、一昨年は初戦で敗退、昨年は欠場と、モンテカルロではいまだに勝利を挙げられていない。

 一方、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)で準優勝を果たした第9シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)は、ワイルドカード(主催者推薦)のバレンティン・バシュロ(Valentin Vacherot、モナコ)に7-5、6-2で勝利し、次戦ではマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)とミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)の勝者と対戦する。

 ベレッティーニは、前日にハッサン2世グランプリ(Grand Prix Hassan II 2024)で約2年ぶりとなる優勝を飾った。

 また、モンテカルロ大会で2度の優勝を誇る第12シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は、6-3、3-2とリードする中でラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)が棄権を申し出たため、勝ち上がりを決めている。(c)AFP