【4月6日 AFP】自転車ロードレースのチーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)は5日、ツール・ド・フランス(Tour de France)で総合2連覇中のヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)が、バスク一周(Itzulia Basque Country 2024)のレース中に起きた激しい集団クラッシュで肺を損傷していたことを明らかにした。 

 27歳のヴィンゲゴーは、このけがによりイタリア・フィレンツェ(Florence)で6月29日に開幕するツールでの3連覇への希望に問題を投げかけられた。4日に行われたバスク一周の第4ステージでクラッシュして病院に搬送された当初は、鎖骨と数本の肋骨(ろっこつ)骨折が判明していただけだったが、チームがこの日発表した最新情報では、けががそれよりも深刻な状況であることが明らかになった。

 前週にはチームメートのワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)も、ワンデークラシックのツール・デ・フランドル(Tour des Flandres 2024)で集団落車に見舞われており、この日同じく肺に損傷を受けていたことが公表された。すでに骨折が判明していた鎖骨、胸骨、肋骨については「予想よりも早く回復している」という。(c)AFP