【4月6日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)の長男ブロニー(Bronny James)が5日、所属する南カリフォルニア大学(University of Southern California)での1年目が低調に終わったにもかかわらず、2024年NBAドラフトへのエントリーを表明した。

 ブロニーはインスタグラムでNBAドラフトにエントリーする意向と、他の大学への転校を可能にする全米大学体育協会(NCAA)のトランスファーポータル入りを明らかにした。

 投稿では「浮き沈みのある1年を過ごしたが、一人の人間、学生、そしてアスリートとして、全てが成長につながった」とつづり、1年生としてのシーズンを支援してくれた大学とスタッフにも感謝した。

 ブロニーは昨年7月、南カリフォルニア大学の練習中に突然心停止を起こして倒れ、その後も心疾患の治療で約5か月離脱した。同12月にようやく初出場を果たしたが、計25試合に出場して1試合平均4.8得点にとどまり、オールスター戦にも選ばれた高校時代の活躍とは裏腹に、大学での1年目は低調に終わった。

 ブロニーがNBAドラフトで指名を受ければ、現在ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属し、12月に40歳になる父親のレブロンと同じコートに立つ可能性も見えてくる。

 しかしながら、伝説的選手であるカリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)を超えてNBAの歴代最多得点保持者となったレブロンは、息子に対して同じレイカーズへの加入を押し付ける可能性は低い。

 ジェームズ親子の代理人を務めるリッチ・ポール(Rich Paul)氏は先月、米スポーツ専門チャンネルESPNに対して、レブロンが「自然な形でそうなれば、舞い上がるほど大喜びするだろう」としつつ、「レブロンはブロニーに独自の道を進むことを望んでいる」と語った。(c)AFP