【4月6日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は5日、サッカー同国代表主将のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)がパリ五輪でプレーすることに引き続き期待を寄せていると述べた。

 マクロン大統領はパリの学校を訪問した際、W杯カタール大会(2022 World Cup)で母国の優勝に貢献したエムバペについて生徒たちから質問されると、「彼が五輪でプレーできることを願っている」と答えた。

 現在25歳のエムバペは、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属しているが、すでにクラブには今季終了後の退団を通達しており、次の移籍先はスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)とみられている。

 パリ五輪については以前、母国代表としての出場を熱望していたが、先日レアルが所属選手の五輪派遣に否定的な意向を示していたことから、その可能性は消滅したとみられる。

 1チームにつきオーバーエージ枠3人を加えることが許可されたU-23代表の選手が出場する五輪のサッカー男子は、国際サッカー連盟(FIFA)が指定する国際試合の期間中には当たらないため、クラブ側には所属選手を大会へ送り出す義務はない。競技は7月24日から8月9日まで行われ、グループAのフランスは米国とニュージーランド、そしてこれから決まる出場国と対戦する。

 一方、6月14日から7月14日にかけてドイツで開催される欧州選手権(UEFA Euro 2024)には、エムバペも代表メンバーとしてプレーする見込みとなっている。

 マクロン大統領は、チームが勝ち進めば準決勝もしくはフランスの祝日である7月14日の決勝を観戦する意向を示し、「勝ち残っていたら、準決勝か決勝に行くつもりだ」と述べた。(c)AFP