【4月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表は5日、4度の総合優勝を果たしたセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後任としてF1に復帰する可能性を示唆したことを受けて、ベッテルを「決して軽視できない」と述べた。

 ハミルトンは2月、今季終了後に11年間を過ごしたメルセデスを離れてフェラーリ(Ferrari)に移籍することを発表。ベッテルは先日、そのハミルトンの代役が必要となっているヴォルフ氏と会談したことを明かした。

 日本GP(Japan Grand Prix 2024)決勝を7日に控える中、ヴォルフ氏はベッテルの実績は「驚異的」だとしたものの、ハミルトンの後任はまだ選んでいないと強調した。

 ヴォルフ氏は後任選びについて「今後数週間以内にそれを行う予定はない。ドライバー市場はとてもダイナミックだ」とし、「現段階でドライバーを決定するには時期尚早だ」と述べた。

 それでもヴォルフ氏は「セバスチャンは決して軽視できない。実績は驚異的だ」と述べ、「自分にとって何が重要かを見つめ直し、モチベーションを見つけるために一度休むことも良いことだしね」とベッテルをたたえた。(c)AFP