【4月3日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は2日、昨季リーグ史上最高となる1億2280万ポンド(約234億円)の税引き後利益を出したことを発表した。

 ブライトンは昨季、チームが過去最高の成績を残し、さらに複数の主力選手を高額で売却したため、収益が2億450万ポンド(約390億円)に増加した。

 選手では、マルク・ククレジャ(Marc Cucurella)をチェルシー(Chelsea)、アレクシス・マック・アリスター(Alexis Mac Allister)をリバプール(Liverpool FC)、イブ・ビスマ(Yves Bissouma)をトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)へそれぞれ売却し、合計1億4400万ポンド(約274億円)の収入を得た。

 これは昨年6月30日までの数字で、モイセス・カイセド(Moises Caicedo)のチェルシー移籍は会計年度をまたいでいたため、プレミア史上最高を記録した同選手の移籍金1億1500万ポンド(約219億円)は含まれていない。

 チーム成績では、グラハム・ポッター(Graham Potter)監督をチェルシーに引き抜かれながら、プレミアリーグ6位に入って初めてヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)出場を決め、FAカップ(FA Cup 2022-23)でベスト4入りしたことも収益を押し上げた。

 ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)現監督についても、来季はリバプールやドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を率いるとのうわさがあるが、ポール・バーバー(Paul Barber)最高経営責任者(CEO)は、2シーズン連続の欧州カップ戦出場とクラブ初のタイトル獲得に意欲を見せている。

 ブライトンは現在、9節を残してリーグ9位につけている。(c)AFP