【3月31日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは30日、第30節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は劇的な終盤を迎えたブレントフォード(Brentford FC)戦を1‐1の引き分けで終え、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権争いで形勢不利になった。

 試合を通じて主導権を握られていたユナイテッドだったが、96分にメイソン・マウント(Mason Mount)が加入後初ゴールを決めて勝利をもぎ取ったかに思われた。

 しかしブレントフォードはその3分後、クリストフェル・アイェル(Kristoffer Ajer)が同点弾を決め、チームにここ7試合で2ポイント目をもたらした。

 5位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)の決勝点でルートン・タウン(Luton Town)から2‐1の逆転勝利を飾った。

 開始3分でルートンのタヒス・チョン(Tahith Chong)に先制点を許したトッテナムだったが、アンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督のハーフタイムでの交代がインパクトを与え、途中出場からわずか6分のブレナン・ジョンソン(Brennan Johnson)のクロスが相手のオウンゴールを誘った。この日は序盤にチャンスを逃していた孫だったが、終盤には運を味方につけ、相手に当たったシュートでゴールを奪い、今季15点目を記録した。

 またアストン・ビラ(Aston Villa)は2‐0でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に勝利し、トッテナムと勝ち点3差の4位を守っている。この結果、6位ユナイテッドとビラの勝ち点差は、11に広がっている。

 一方でチェルシー(Chelsea)は、後半すべてを一人多い状況で戦いながらも19位のバーンリーFC(Burnley FC)と2‐2で引き分け、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は本拠地で再び反発を受けた。

 バーンリーのロレンツ・アシニョン(Lorenz Assignon)がエリア内でミハイロ・ムドリク(Mykhailo Mudryk)を引き倒して退場処分となり、これで獲得したPKをコール・パーマー(ole Palmer)が蹴り込んだチェルシーだったが、後半開始直後にジョシュ・カレン(Josh Cullen)の同点ゴールを許した。

 チェルシーは78分、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)の見事なフリックからパーマーが決勝点を挙げたかに思われたが持ちこたえられず、直後にバーンリーはCKからダラ・オシェイ(Dara O'Shea)がヘディングシュートで同点弾を決めた。(c)AFP/Kieran CANNING