【3月30日 東方新報】中国国家郵政局は28日、農村の活性化のための農業ビジネスを後押しする宅配便セクターの役割に関する140以上のモデルプロジェクトを選定したと発表した。

 各プロジェクトは、宅配便ネットワークを通じて販売された地方都市の農産物に関わるものだ。昨年の宅配便の農産物の荷受件数は1000万件を超えている。例えば、江蘇省(Jiangsu)沭陽市(Shuyang)の花卉(かき)は4億1300万本を販売し、農産物宅配のトップとなった。

 モデルプロジェクトは22の省レベルの地域の91都市からの農産物出荷案件で、そのうちの山東省が24都市を占め、トップとなった。

 モデルプロジェクトの対象商品は、果物、畜産物、野菜などである。

 モデルプロジェクトの中には、宅配便会社が配送網を提供するだけでなく、ライブストリーミング販売も行い、農産物の販売を総合的に支援しているケースなど、優れたモデルもあるという。同局では、郵便サービス、農村部での電子商取引、農業分野の共同開発から生まれた数々のモデルプロジェクトの成果事例を紹介している。(c)東方新報/AFPBB News