25日午前、ソウル高麗大安岩病院で開かれた高麗大学校医療院教授総会=高麗大医療院提供(c)news1
25日午前、ソウル高麗大安岩病院で開かれた高麗大学校医療院教授総会=高麗大医療院提供(c)news1

【03月26日 KOREA WAVE】韓国政府の医大2000人増員をめぐる対立を受け、40の大学医学部で25日、相当数の所属教授が辞職届を提出したり、辞職したりすることを決議した。患者の診療は最大限責任を負いつつも、辞表が受理されれば、修練病院と所属大学を離れるという構想だ。

高麗(コリョ)大学医学部教授非常対策委は同日午前、傘下の3つ(安岩・九老・安山)病院でそれぞれ集まり、オンライン・オフライン総会を開いた後、集団で辞表を提出した。総会には200人余りが参加し、相当数の教授が辞職届を提出したという。非常対策委員会側は「辞職届提出者はさらに増える可能性がある」と説明する。

蔚山(ウルサン)大学医学部の3つの修練病院(ソウル峨山病院・蔚山大学病院・江陵峨山病院)では全体767人の教授のうち56.4%にあたる433人が辞表を出した。ソウル大学医学部教授協非常対策委所属の400人余りの教授も、辞職届について個別に対応している。

辞職届の提出規模を明らかにしていない大学が多いが、辞職届の提出を議論する大学もあり、実際の提出規模は幾何級数的に増える可能性がある。全国医科大学教授協議会は、全国40の医学部のうち、ほとんどが辞職届の提出に参加したとしている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News