【3月23日 AFP】フィギュアスケート世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2024)は22日、カナダ・モントリオールのベル・センター(Bell Centre)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、坂本花織(Kaori Sakamoto)がトップに立つ149.67点を記録し、合計222.96点でショートプログラム(SP)4位からの逆転優勝。大会56年ぶりとなる3連覇を達成した。

 坂本は質の高いジャンプが詰まったカリスマ性を感じさせるルーティンで観客を魅了し、合計212.16点で2位に入ったイザボー・レビト(Isabeau Levito、米国)に10ポイント以上の差をつけた。

 坂本は「SP4位で少しは焦ったんですけど、きょうはいい緊張感の中で、一つ一つ集中してできた」とし、落ち着いて滑ることを心掛けたと語った。

 1966年から68年にかけて優勝したペギー・フレミング(Peggy Flemming、米国)以来となる大会3連覇を達成した坂本は、無敗で今季を終えた。

 3位にはSP6位から巻き返して合計200.25点を記録した金彩然(Kim Chae-yeon、韓国)が続いた。SPで首位に立ったルナ・ヘンドリックス(Loena Hendrickx、ベルギー)はFS8位にとどまり、総合4位に終わっている。

 その他の日本勢では、千葉百音(Mone Chiba)が合計195.46点で7位、吉田陽菜(Hana Yoshida)が合計194.93点で8位に入った。(c)AFP