【3月19日 AFP】韓国・ソウルで18日、米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)対韓国代表の試合が行われ、ドジャースの大谷翔平(Shohei Ohtani)に一番の注目が集まった。

 ドジャースは今週ソウルでサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)と開幕シリーズ2連戦を戦う。韓国でMLBが開催されるのは今回が初で、ファンは地元でスター選手たちを見る機会を満喫している。

 この日試合が行われた高尺スカイドーム(Gocheok Sky Dome)は、大谷のユニホームを着たファンが埋め尽くした。

 球場の外でAFPの取材に応じたカン・ジホさん(27)は「彼は神」「ベーブ・ルース(Babe Ruth)より上だ」と語った。ドジャースの帽子を被った学生のジ・ウォンホさん(20)は「彼はすごい人気だ」「ハンサムで、親切だし、野球もうまい」と話した。

 野球は韓国でおそらく一番人気とされるスポーツで、大谷の人気も広がっている。カンさんによれば、「日本人選手は韓国では人気がないが、大谷は別」という。

 先週は仁川国際空港(Incheon International Airport)に数百人のファンが駆けつけ、ドジャースの到着を歓迎し、大谷のユニホームを掲げたり、名前を叫んだりする人の姿もあった。

 一方のパドレスには、韓国出身のスター選手である金河成(Kim Ha-seong、キム・ハソン)が所属しており、20日と21日のドジャース戦では大きな応援が送られるとみられる。

 パドレスファンのデレック・アルメロさん(39)は、試合を見るためはるばるサンディエゴから駆けつけた。

 この日LGツインズ(LG Twins)との親善試合を観戦したアルメロさんは「楽しかった。確実に米国の野球とは違う経験だった」「応援が全く違う。スタジアムが小さい分、はるかに密に感じた」と話した。

 大谷については「彼は間違ったチームにいる」としつつ、「特別な選手であることは間違いない」と語った。(c)AFP/Andrew MCKIRDY