【3月17日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は16日、各地で試合が行われ、インテル・マイアミ(Inter Miami)は負傷のリオネル・メッシ(Lionel Messi)を欠く中、途中出場のルイス・スアレス(Luis Suarez)が2得点を挙げ、3-1でD.C.ユナイテッド(D.C. United)に勝利した。

 メッシ不在では昨年9月から7試合白星を収められていないマイアミだが、ヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督はスアレスやジョルディ・アルバ(Jordi Alba)をベンチに置き、元FCバルセロナ(FC Barcelona)の選手で先発起用したのはセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)のみだった。

 その中でD.C.ユナイテッドは14分、マテウシュ・クリヒ(Mateusz Klich)のラストパスからジャレッド・ストラウド(Jared Stroud)が先制点を挙げたが、その10分後にマイアミはレオナルド・カンパーナ(Leonardo Campana)が同点弾を挙げた。

 1-1のまま迎えた62分に投入されたスアレスは、その10分後にカンパーナのパスを押し込んで勝ち越し点を決めると、85分にもゴールを奪った。スアレスはマイアミ加入後の公式戦7試合で6ゴールを挙げており、MLSで見事なスタートを切っている。

 マルティーノ監督は「もともと30分を与えようとわれわれは話していて、彼が試合を決定づけてくれた」と語り、スアレスのパフォーマンスは完全に計画通りだったと振り返った。

「こういった選手たちに対する指導者の仕事の一つは、いつ止めるべきか、いつ休養させてけがのリスクを負わせないようにするかの説得だ。90分より短い時間でも貢献できるようにしている。それをきょう彼はやってくれた」

 一方で指揮官はメッシの負傷について、週を追うごとに対応しているとしつつ、今後のアルゼンチン代表としての親善試合出場の可能性については言及しなかった。(c)AFP