【3月5日 AFP】米連邦最高裁判所は4日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の大統領選・予備選への出馬資格を剥奪したコロラド州最高裁の判断を覆し、出馬を容認する判決を判事9人による全会一致で下した。返り咲きを目指すトランプ氏にとって、同州を含め15州の予備選などが集中する「スーパーチューズデー(Super Tuesday)」を翌日に控え、障害が一つ取り除かれた形となった。

 コロラド州最高裁は昨年12月、2021年1月の連邦議会襲撃事件にトランプ氏が関与したとして、憲法を支持する宣誓をした後に「暴動や反乱」に関与した者の官職追放を定めた憲法修正第14条第3項を適用し、同氏の出馬資格を剥奪。トランプ氏の弁護団は、大統領職は適用外として上訴していた。

 最高裁は、「連邦政府の公務員および候補者に第3項を適用する権限は州ではなく連邦議会にある」と認定。「コロラド州最高裁の判決は成立しない」とした。

 トランプ氏はこれを受け、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「米国にとって大きな勝利だ」と歓迎した。

 今回の判決により、同じくトランプ氏の予備選出馬資格を剥奪したメーン州などの判断も事実上無効となるとみられる。(c)AFP/Chris Lefkow