【2月28日 AFP】7月開幕のパリ五輪を前に、警察の警備プランが保存されたコンピューターとUSBメモリー2本が入ったかばんが26日、市内の北駅(Gare du Nord)で列車から盗まれた。警察筋が27日に明かした。

 警察は仏テレビ局BFMの報道を認め、かばんはパリ市役所のエンジニアの持ち物で、座席上の収納棚に置いていた。しかし列車が遅延したため乗り換えようとしたところで、盗まれたことに気づいたという。

 エンジニアによれば、仕事用のコンピューターと2本のUSBには、警察によるパリ五輪の警備計画を含めた機密データが入っていた。これを受けて、鉄道警察が捜査に乗り出している。

 AFPは市役所に連絡を取ったが、現時点で回答はなかった。

 7月26日に開幕するパリ五輪では、開催期間中2000人の自治体警察官が配備され、合計約3万5000人の人員が毎日警備に当たることが見込まれている。(c)AFP