【2月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算2度の選手権制覇を果たしたエマーソン・フィッティパルディ(Emerson Fittipaldi)氏の兄で、同じく元F1ドライバーのウィルソン・フィッティパルディ(Wilson Fittipaldi)氏が母国ブラジルのサンパウロで死去した。80歳。ブラジル自動車連盟(CBA)が23日、発表した。

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 ウィルソン氏は昨年のクリスマスに食べ物を喉に詰まらせて病院へ搬送されて以来、健康状態が良くなかったとされている。

 F1では1972年にF1デビューを果たし、計38戦で3ポイントを獲得した。

 エマーソン氏とはF1史上初めて兄弟で同一レースのポイントを獲得。また、息子のクリスチャン(Christian Fittipaldi)氏も元F1ドライバーで、デビュー年となった1992年の日本GP(Japan Grand Prix)で初ポイントを記録し、F1でポイントを獲得した初の親子となった。(c)AFP