【2月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の2024年シーズン合同テストは22日、バーレーンのバーレーン・インターナショナル・サーキット(Bahrain International Circuit)で2日目が行われ、フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が1分29秒921の最速タイムを記録した。

 通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に2024年シーズン限りでフェラーリのシートを明け渡すサインツは、2日目のテストで全体トップのタイムをたたき出し、チームでの最終年を前に力をアピールした。

 レッドブル(Red Bull)は世界王者のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)に代わって走行したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が1分30秒679で2番手につけ、ハミルトンが1分31秒066の3番手に続いた。

 午前中のセッションは、ゆるんだコース上の排水溝カバーがハミルトンとフェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)に当たり、途中で打ち切りとなった。特にルクレールは、フロアパーツの交換を余儀なくされるダメージを受けた。

 フェラーリは昨季のラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix 2023)でも、マンホールのふたがサインツの車体に直撃するアクシデントに見舞われており、この日のトラブルはそのときの苦い記憶を思い起こすものとなった。

 マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が1分31秒256で4番手、RBのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が1分31秒361で5番手、ルクレールは1分31秒750で6番手だった。

 RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は40周を走行し、1分38秒074の17番手のタイムを記録した。(c)AFP