【2月19日 AFP】スペイン南部のヒメナデラフロンテラ(Jimena de la Frontera)にある野生動物保護区で、ベンガルトラの赤ちゃんが飼育下で誕生した。

 ベンガルトラの個体数は世界で4000頭を切っていて、絶滅の危機にひんしている。そのためこの保護区では、飼育することで個体数の回復を試みている。

 保護区のオーナーによると、赤ちゃんには生まれつき肺に欠陥があったという。

 赤ちゃんの世話をしている野生動物看護士のラウラ・カレーニョさんは「この赤ちゃんを母親トラに任せていたら、他の赤ちゃんトラも死んでいたと思います。この赤ちゃんにはどうしても薬が必要でした」と飼育に至った経緯を説明した。(c)AFP