【2月19日 AFP】男子テニス、ABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2024)は18日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)は7-5、6-4で第5シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に勝利し、大会初優勝を飾った。

 デミノーの粘り強い守備を崩し、質の高い一戦を制したシナーは、優勝した全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)を含めてマッチ連勝を15試合に伸ばし、最新の世界ランキングでは自己最高の3位に浮上する。

 シナーは全豪オープン制覇に言及しながら「数週間前にはみんなで非常にいい仕事ができて、そして今回、ここでも素晴らしい仕事ができた」と話し、「この1週間を通した自分のプレーレベルが本当に誇らしい。厳しい状況だったが、みんなでうまく対応できた」と続けた。

 対するデミノーも、過去6戦全敗だったシナーに対して絶好調の状態で試合に入り、序盤は互角の戦いを演じた。コート外では友人同士で、ダブルスを組んだこともある二人は、試合が終わると観客から大きな拍手を受ける中、ネットを挟んで抱擁を交わした。

 シナーは「君との試合はすごく大変だ。ダブルスで味方としてプレーする方がいい」と冗談めかして語った。(c)AFP/Richard CARTER