【2月14日 AFP】(更新)フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)は13日、2024年シーズンの新車「SF-24」を発表した。

 今季のフェラーリは、通算7度の選手権制覇を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が来季から加入することが話題になる中で、新シーズンに臨む。

 チームは、多くのファンに対しては短く地味な動画を公開し、フレデリック・バスール(Frederic Vasseur)代表、またタッグを組むのは最終シーズンとなるシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)らが登場した発表会では、「少数のゲスト」が新車を生で目にする機会を得た。

 フェラーリは「昨季のラスト数戦で、コックピットのドライバーが抱いていた前向きな感覚」が新車の出発点で、狙いは「運転しやすく、反応が予測できる車」だとコメント。バスール代表は「過去最長のシーズンが待ち受ける中、シャルルもカルロスも、私も、これまで以上に冷静、かつ効果的にレース運びをしなければならないと思っている」と話した。

 24レースの新シーズンは、3月2日に決勝が行われるバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2024)から始まる。ドライバーズタイトルは2007年、コンストラクターズタイトルは2008年から遠ざかっており、昨季は両タイトルともレッドブル(Red Bull)に大差をつけられ、ルクレールはマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)と369ポイント差の総合5位、サインツは同7位だった。

 ルクレールは「新車の見た目はすごく気に入っているが、もちろん、本当に興味深いのはコース上でのパフォーマンスで、そこがすべてだ」と語り、「今季の目標は常に先頭集団を走ることで、ファンが応援したくなるものをたくさん届けたい」と続けた。(c)AFP