【2月10日 AFP】カンボジア保健省は9日、9歳の男児が高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスに感染して死亡したと発表した。同国では昨年、少なくとも3人が鳥インフルで死亡しており、同ウイルスの脅威が続いていると警告した。

 北東部クラチエ(Kratie)州に住む男児は、家族と一緒に家禽(かきん)を食べた後、体調を崩した。発熱、せき、呼吸困難などの症状が続き、8日に死亡した。

 保健省は「証拠によれば、男児の自宅でニワトリ5羽、アヒル3羽が死んだ。男児の家族はこれらの家禽を調理して食べた」としている。当局が感染源と他に感染者がいないかを調査しているという。(c)AFP