【2月2日 AFP】フィギュアスケート四大陸選手権(ISU Four Continents Figure Skating Championships 2024)は1日、中国・上海で男子シングル・ショートプログラム(SP)などが行われ、鍵山優真(Yuma Kagiyama)が今季自己ベストの106.82点で首位発進した。

 今大会は主なライバルのイリア・マリニン(Ilia Malinin、米国)と宇野昌磨(Shoma Uno)が不在で優勝候補の大本命に挙げられていた鍵山は、米ロックバンドのイマジン・ドラゴンズ(Imagine Dragons)の楽曲「Believer」に乗せて力強くも叙情的な滑りを披露し、期待を裏切らなかった。

 冒頭の二つの4回転ジャンプでは氷上を舞い上がって難なく着氷に成功するなどし、完全にコントロールされた演技で魅了した。

 佐藤駿(Shun Sato)が自己ベストの99.20点で2位につけ、車俊煥(Cha Jun-hwan、チャ・ジュンファン、韓国)が95.30点で3位に続いている。

 女子SPでは、千葉百音(Mone Chiba)がバラをあしらった鮮やかなコスチュームでリンクを動き回り、自己最高の71.10点で首位発進した。

 金彩然(Kim Chae-yeon、韓国)が69.77点で2位、アバ・マリー・ジーグラー(Ava Marie Ziegler、米国)が68.25点で3位につけ、前回女王の李海仁(Lee Hae-in、イ・ヘイン、韓国)はミスが続いて11位と出遅れた。

 ペアSPでは、カナダのディアナ・ステラト・ドゥデク(Deanna Stellato-Dudek)/マキシム・デシャン(Maxime Deschamps)組が69.48点でトップに立った。

 けがで欠場が続きこれが今季初戦となる前回覇者の三浦璃来(Riku Miura)/木原龍一(Ryuichi Kihara)組は、65.61点で2位発進となった。(c)AFP/Rebecca BAILEY