【2月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の選手権制覇を誇るルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、2024年シーズン限りでメルセデスAMG(Mercedes AMG)を離脱し、25年シーズンからはフェラーリ(Ferrari)に移籍することが1日、発表された。

 39歳のハミルトンは「このステップを踏む適切な時期が来た。新しい挑戦にわくわくしている」とコメントした。フェラーリも「ルイス・ハミルトンが2025年に複数年契約でチームに加わると発表することを喜んでいる」と正式発表している。

 メルセデスは、「ルイスが昨年8月に発表した契約の解除オプションを行使した。そのため、彼がシルバーアローズ(メルセデス)でドライビングするのは今季で最後となる」と説明。ハミルトンとは24年と25年の2年契約を結んでいたが、契約内容には1年後の解除条項が含まれていた。

 ハミルトンはメルセデスについて「このチームと素晴らしい11年間を過ごしてきた。一緒に成し遂げたことを心から誇りに思っている」とし、「(チーム代表の)トト(・ヴォルフ<Toto Wolff>氏)の友情とリーダーシップをはじめ、メルセデスファミリーの素晴らしいサポートには永遠に感謝するだろう。最後は一緒に高みを目指したい」と語った。

「今季はできる限り最高のパフォーマンスを発揮し、シルバーアローズでの最後の年を忘れられないものにするよう、100パーセント注力する」

 一部報道によると、フェラーリは現在の正ドライバーであるカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)と交渉していた中で、ハミルトンとの合意が急きょまとまったとされている。

 今回の発表を受け、29歳のサインツも「自分とフェラーリは、2024年から先は仕事を継続しない」と今季終了後の離脱を発表した。

 これにより、ハミルトンは来季のフェラーリでシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とタッグを組むことになる。(c)AFP