【1月22日 AFP】南米コロンビアとエクアドル両軍は週末、コカインを密輸していた半潜水艇2隻を、太平洋の自国領海内でそれぞれ拿捕(だほ)した。

 コロンビア海軍は21日、バジェデルカウカ(Valle del Cauca)県ブエナベントゥラ(Buenaventura)港付近で全長約15メートルの半潜水艇を拿捕。乗組員3人全員を逮捕し、コカイン795キロを押収したと発表した。

 一方、エクアドル軍は20日、コカイン約3トンを積んだ同型の半潜水艇を拿捕し、乗っていたコロンビア3人を逮捕したと明らかにした。

 国連(UN)の昨年の報告書によると、コロンビアの2022年のコカイン生産量は過去最高を更新した。エクアドルはコカインを生産していないが、主にコロンビアから欧米への麻薬密輸ルートの主要経由地の一つとなっている。(c)AFP