【1月20日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2024)は19日、男子シングルス3回戦が行われ、大会通算100試合目を迎えた第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、第30シードのトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)を6-3、6-3、7-6(7-2)で一蹴し、4回戦に駒を進めた。

 世界ランキング1位で通算10度の全豪制覇を誇るジョコビッチは、ディノ・プリズミッチ(Dino Prizmic、クロアチア)との1回戦とアレクセイ・ポピリン(Alexei Popyrin、オーストラリア)との2回戦では4セットの戦いを強いられた。

 今大会はここまで体調が優れず、チェンジオーバーのたびに鼻をかむ姿を見せており、ベストの状態ではないと認めたものの、この日のナイトゲームでは全く危なげなく持ち前の集中力を発揮して試合を完全に支配。一つのブレークポイントも与えず、わずか2時間半足らずで快勝した。

 ジョコビッチは試合後、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)に声援が鳴り響く中、「最高の試合だった。今大会ではベストのパフォーマンスだったと思うし、試合全体のプレー内容に満足している」と語った。 

 この一戦で全豪オープン通算100試合目を迎え、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の同117試合とセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)の同105戦に次ぐ、歴代3位の記録を打ち立てたジョコビッチは次戦、第20シードのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)と対戦する。(c)AFP