【1月19日 AFP】ケニアで信者400人以上を餓死させたとされるカルト教団の指導者、ポール・マケンジー・ヌセンゲ(Paul Mackenzie Nthenge)容疑者が18日、テロリズムの罪で起訴された。

 牧師を自称するマケンジー容疑者を含む95人の容疑者は教団の急進化について「無罪」を主張した。

 AFPが確認した南部モンバサ(Mombasa)の裁判所の文書によると、マケンジー被告は組織犯罪活動の罪にも問われている。

 マケンジー容疑者は「イエス・キリスト(Jesus Christ)に会える」として信者を餓死させたとされる。

 検視によれば、死者429人の大半の死因は餓死だった。だが、首を絞められたり、殴られたり、窒息させられたりして死亡したと見られる遺体もあった。

 裁判所文書には、マケンジー容疑者が設立した教団「グッドニュース・インターナショナル教会(Good News International Church)」は「組織犯罪集団」であり、数々の犯罪行為によって人命を危険にさらし、429人を死に至らしめた」と記述されていた。(c)AFP