飲酒取り締まりをする麻浦警察署の交通安全担当(c)news1
飲酒取り締まりをする麻浦警察署の交通安全担当(c)news1

【01月16日 KOREA WAVE】ソウル市江南区(カンナムグ)で最近、飲酒測定を拒否して逮捕されたのが、歌手で俳優のキム・ジョンフン氏(44)と確認され、批判にさらされている。過去にも飲酒運転で処罰を受けたことがあり、今回は警察の飲酒測定要請を3回も拒否したことがわかったからだ。

芸能界では飲酒測定拒否による摘発が相次いでいる。2021年にラッパーのチャン・ヨンジュン氏(24)が飲酒状態で交通事故を起こしたのに飲酒測定を拒否。アイドルグループ「神話」のメンバー、シン・ヘソン氏(45)も2022年に飲酒測定拒否で警察に逮捕された。

飲酒測定を拒否する背景には、飲酒運転より処罰が軽いからではないかといった推測もある。しかい、法曹関係者は、血中アルコール濃度によっては法定刑が飲酒測定拒否より軽い場合もあるが、実際の裁判では測定拒否のほうがより重い処罰になると警告する。

取材によると、血中アルコール濃度が0.2%以上であれば、2~5年の懲役刑あるいは1000万~2000万ウォン(1ウォン=約0.11円)の罰金刑となる。一方、飲酒測定を拒否すれば1~5年懲役刑あるいは500万~2000万ウォンの罰金刑。飲酒測定拒否のほうが法定刑の下限は低い。

だが、血中アルコール濃度が0.2%より低い場合は、飲酒測定を拒否するほうが量刑が重くなる。例えば0.08%以上0.2%未満なら1~2年の懲役刑あるいは500万~1000万ウォンの罰金刑で、0.03%以上0.08%未満は1年以下の懲役あるいは500万ウォン以下の罰金刑だ。

ある弁護士は「飲酒測定拒否は泥酔状態の飲酒運転とほぼ同じ水準で処罰される。裁判所は飲酒測定拒否を重く見ている」と指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News