【1月14日 AFP】台湾で総統選の投開票が13日、行われ、与党・民進党の頼清徳(Lai Ching-te)副総統が当選した。頼氏は「中国の威嚇から台湾を守る」と宣言した。

 中央選挙委員会(選管)によると、頼氏の得票率は40.1%、野党・国民党の侯友宜(Hou Yu-ih)新北(New Taipei)市長は33.5%、第3党・民衆党の柯文哲(Ko Wen-je)前台北市長は26.5%だった。

 頼氏の勝利により、民進党は2期目を務めている蔡英文(Tsai Ing-wen)総統を引き継ぎ、3期連続で政権を維持することになった。同一政党が3期連続で政権を担うのは初めて。

 頼氏は当選が確実になった後の記者会見で、台湾海峡(Taiwan Strait)の平和と安定を維持したいと表明。同時に、「中国の脅しや威嚇から台湾を守る決意だ」と述べた。

 総統選に合わせて行われた立法委員(国会議員)選では、国民党が52議席を獲得し、第1党となった。民進党は51議席にとどまった。民衆党は8議席。(c)AFP/Amber WANG and Xinqi SU