ある大学のキャンパス=写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1
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【12月27日 KOREA WAVE】韓国で大学進学の対象となる18歳の人口が2040年には全国4年制大学の募集人員の75.5%にまで落ち込むという予想が出た。新入生数が急減し、地方の私立大学は衰退することもありうると指摘されている。

統計庁の将来人口推計(2022~2071年)によると、統計庁は18歳人口が2022年の48万人から2040年には45.3%減の26万人に減少すると予想した。

2030年ごろまでは40万人台を維持するが、2040年には26万人となり、2070年には19万人まで減少するとしている。

問題になるのは2030年以降だ。首都圏・国立大学を除く地方の私立大学を新入生数の急減が直撃し、経営難に陥っている大学の統合や廃校は避けられない見通しだ。

2024学年度の4年制大学の募集人員は計34万4296人。このうち地方の大学が20万8516人を占める。

2040年に現在の大学募集人員が維持された場合、ソウル・首都圏の大学が新入生を優先的に確保したと仮定すると、地方の大学は新入生募集人員の40.4%(8万4296人)を補充できなくなる計算だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News