ソウル大学正門(c)NEWSIS
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【12月20日 KOREA WAVE】ソウルの有名大学の音楽学部入試不正疑惑に対し、警察が最近、強制捜査に入った。芸術・体育系列でも特に音楽大学で入試を巡る疑惑が相次いでいる。

警察によると、ソウル警察庁反腐敗・公共犯罪捜査隊は12日、ソウル大学入学本部と音楽学部事務室、入試不正関連疑惑を受けている教授らの自宅などを家宅捜索した。

教授らは、ソウル大学音楽学部の入試において、彼らの課外授業をしていた学生らの審査を外部審査委員として担当し、恩恵を与えた疑いがもたれている。

10月30日には淑明(スンミョン)女子大学入学処も家宅捜索した。警察は京畿道(キョンギド)所在の私立大学所属だったA教授が外部教員の身分で淑明女子大学音楽学部入学審査を引き受けた際、本人が違法に課外授業で指導した学生らを評価したという疑惑について捜査中だ。

現行法上、大学教授の課外教習は違法であるうえ、該当教授が課外生を自ら審査したことも不適切だというのが警察の判断だ。

警察はソウル大学と淑大関連疑惑はそれぞれ別の事件で、両大学以外はまだ捜査線上に上がっていないという立場だ。ただ、同じブローカーが介入した可能性については捜査している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News