「戦争反対」雪に書いた男性に10日間の行政拘禁 ロシア
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【11月30日 AFP】ロシアの首都モスクワで、雪の上に指で「戦争反対」と書いた男性が10日間の行政拘禁処分を受けたことが、24日付の裁判所記録で明らかになった。
ロシアでは、ウクライナ侵攻批判が開始直後から違法化されており、抗議に加わっただけでも大勢が拘束されている。
裁判所の記録によると、ドミトリー・フェドロフさんは23日、モスクワのゴーリキー公園(Gorky Park)のスケート場前で雪に覆われた回転ゲートに指でこの禁句を書いているところを、警察に見つかった。
警察がフェドロフさんに対し、「車で内務省へ連れて行くと提案した」ところ、フェドロフさんがこれを拒否したという。
警察は、応じなければ法を犯したことになると繰り返し警告した上で、最終的にフェドロフさんを逮捕した。
フェドロフさんは、逮捕時の抵抗については否定したものの問題の言葉を書いたことは認め、10日間の「行政拘禁」を言い渡されたという。
事件を最初に報じたニュースサイト「オストロジノ・ノーボスチ」によると、フェドロフさんには罰金も科せられたが、金額は公表されていない。(c)AFP