【11月26日 AFP】23-24スペイン1部リーグは25日、第14節の試合が行われ、昨季王者のFCバルセロナ(FC Barcelona)は1-1でラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)と引き分けた。

 低調なパフォーマンスが続いているバルセロナは、同日勝利したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に抜かれ4位に後退。首位ジローナ(Girona FC)と2位レアル・マドリード(Real Madrid)は今節の試合を残しており、両チームとの差はさらに広がる可能性がある。

 この日は前半にウナイ・ロペス(Unai Lopez)のロングシュートで先制を許すと、82分にフロリアン・ルジューン(Florian Lejeune)のオウンゴールで同点に追いついたが、これでラージョ戦は5試合未勝利となった。

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は試合後、「リーグ優勝を目指すならこういった試合に勝つ必要がある」と悔やみ、「自分たちを批判的に見なくてはいけない。今シーズンは自分たちのせいでダメージを受けることがあまりにも多い。現代サッカーでは失点から大きく状況が変わる」と話した。

 アトレティコは、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)のゴールでマジョルカ(RCD Mallorca)を1-0で下し、消化が1試合少ないながらもバルセロナを得失点差で抜いて3位に浮上した。アトレティコでは、クラブの歴代最多出場記録を持つコケ(Jorge Resurreccion Merodio ''Koke’’)が、公式戦通算600試合出場の大台に到達した。

 アトレティコとバルセロナと勝ち点1差の2位につけるレアルは、26日に敵地でカディス(Cadiz CF)と対戦する。同3差で首位に立つジローナは、27日にホームにアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を迎える。(c)AFP