【11月24日 AFP】男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は23日、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)準々決勝の英国戦で「敬意に欠ける」相手ファンがいたとし、「マナーを学んでほしい」と訴えた。

 ジョコビッチは第2試合でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie)を下し、セルビアの勝利に貢献したが、試合中には一部の英国ファンの妨害行為にいら立ちをあらわにし、ポイントを獲得した後に耳に手を当てて対抗する場面もあった。

 勝利後のインタビューを受けている際にもドラムの音で邪魔をされたジョコビッチは、試合後の会見で「試合を通じて敬意に欠ける行為があったが、デビスカップでは覚悟しておくべきことでもある」としつつ、「ファンがやり過ぎるのはよくあることだが、こちらも熱くなって、そうした振る舞いは許さないという態度を示すこともある。彼らが何をしようと自由だが、自分もそれに立ち向かっていくつもりだ」と述べた。

 セルビアは25日に行われる準決勝で、ヤニック・シナー(Jannik Sinner)を擁するイタリアと対戦する。ジョコビッチは前週行われたシーズン最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2023)決勝でシナーを下しており、両者の対戦に大きな注目が集まる。(c)AFP/Rik Sharma