【11月23日 AFP】サッカータイ代表の新監督にJリーグ1部(J1)の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)などを率いた石井正忠(Masatada Ishii)氏(56)が就任すると、関係者が22日に明かした。

 石井氏は退任するアレクサンドレ・ポーキング(Alexandre Polking)監督の後任となる。

 タイ代表は前週に行われたW杯北中米大会(2026 World Cup)アジア2次予選で中国に1-2で黒星。21日のシンガポール戦には3-1で勝利していたが、ポーキング監督が職を追われる形となった。

 石井氏はタイ1部のブリーラム・ユナイテッド(Buriram United)を昨季までリーグ2連覇に導いた実績を持つ。

 タイ代表のチームマネジャーを務めるヌアルファン・ラムサム(Nualphan Lamsam)氏は、自身のフェイスブックページで「われわれはタイ代表チームに最も精通している監督を選ぶ必要があるので、経験豊かな石井監督を選んだ」と述べた。

 タイ代表は、W杯アジア2次予選で韓国に次ぐグループ2位につけている。現在のFIFAランキングは112位で、W杯本大会に出場した経験はない。(c)AFP