【11月12日 AFP】23-24スペイン1部リーグは11日、第13節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)とロドリゴ(Rodrygo Silva de Goes)が2得点ずつを挙げるなどし、5‐1でバレンシア(Valencia CF)に快勝。首位ジローナ(Girona FC)にしっかりと追随した。

 レアルはダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)が先制点を決めると、その後ブラジル人コンビが試合を支配してチームを圧勝に導き、この日ラージョ・バジェカノ(Rayo Vallecano)に2‐1で勝利したジローナとの勝ち点2差を守った。

 ジュード・ベリンガム(Jude Bellingham)は先週末に負傷した肩が完治しておらず欠場となり、母親とサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)のボックス席から試合を見守った。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「最高の試合。非常に良いプレーをしたことで、バレンシアの最大レベルを発揮させなかった」と話し、これが今季チームの最高のパフォーマンスだったと述べた。

 また首位を走るジローナについて指揮官は「ほかのチームと違ってかなりよくやっている。欧州大会に出場していないから、もちろんタイトルを争える相手だ。それについては疑問の余地はない」と述べている。

 クラブの歴史上トップリーグは通算4シーズン目ながら、今季リーグ戦で最高のサッカーを披露しているジローナはこの日もその例を示し、先制を許しながらもアルテム・ドブビク(Artem Dovbyk)とサビーニョ(Savio Moreira 'Savinho')のゴールで逆転勝ちを収めた。

 国内の伝統的な強豪にプレッシャーをかけ続けているジローナは、3位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を暫定で7にまで広げている。バルセロナは12日にアラベス(Alaves)との試合を控えている。

 一方、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)は今季まだ白星のないアルメリア(UD Almeria)に3‐1で勝利している。(c)AFP/Rik Sharma