【11月12日 AFP】サッカー元ガーナ代表のFWラファエル・ドワメナ(Raphael Dwamena)選手が11日、所属するアルバニアリーグ1部・KFエグナティア(KF Egnatia)での試合中に心臓発作を起こし、搬送先の病院で死亡した。28歳。アルバニアサッカー連盟(FSHF)が発表した。

 ドワメナ選手はガーナ代表で通算8試合に出場し、かつては将来を期待された若手だったが、キャリアを通じて心臓の問題に苦しんできた。

 2017年には心臓の問題を理由にイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)行きがかなわず、結果的にスペインへ移籍。その4年後には当時所属したオーストリア1部・ブラウバイス・リンツ(Blau-Weiss Linz)でのカップ戦の試合中に倒れたが、回復して現役を続行していた。

 その前の年の2020年には心臓の手術を受け、現役を続けるために除細動器を体内に埋め込んでいた。手術後はデンマーク、オーストリア、スイスのクラブを渡り歩き、今年1月からKFエグナティアに加入。今季は9ゴールを記録してアルバニアリーグの得点ランキングでトップに立っていた。

 ドワメナ選手の死を悼み、アルバニア連盟はすべてのリーグ戦の試合中止を決定している。(c)AFP