【11月4日 AFP】女子テニスのシーズン最終戦、WTAファイナルズ(2023 WTA Finals)は3日、メキシコ・カンクン(Cancun)でシングルスのラウンドロビン3試合が行われ、第1シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-2、3-6、6-3で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を退け、第2シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)との準決勝に進出した。

 世界ランキング1位のサバレンカは、前日に雨で中断となっていたこの一戦を制し、グループ全勝の首位で4強入りを決めた第5シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)に続き、2位突破を果たした。

 もう一つのグループでは、シフィオンテクが第6シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)に6-1、6-2のわずか1時間7分で快勝し、3勝負けなしで首位突破。第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)は5-7、7-6(7-4)、6-3で第7シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)に競り勝ち、2位で勝ち上がりを決めた。

 ガウフは次戦でペグラとの同胞対決に挑むが、準決勝ではサバレンカとシフィオンテクの対戦に注目が集まる。

 サバレンカが勝てば年間1位が確定するのに対し、シフィオンテクは勝ってそのまま優勝すれば王座返り咲きが決まる。両者は昨年大会の準決勝でも激突し、そのときはサバレンカが6-2、2-6、6-1のフルセットで勝利した。

 今季はいずれもクレーコート大会の決勝で2度対戦しており、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2023)ではシフィオンテクが、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)ではサバレンカが勝利し、1勝1敗となっている。(c)AFP