【10月31日 AFP】サッカーオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)は30日、リーグ戦でクラブ史上初の最下位に沈んでいる中で、元所属選手のヨン・ファント・シップ(John van't Schip)氏を暫定指揮官に指名した。契約は2025年6月30日までとなっている。

 ファント・シップ氏は現役時代に10年以上にわたってアヤックスでプレーし、引退後はギリシャ代表チームを率いるなど指揮官としての経歴を持つ。

 現在59歳のファント・シップ氏は、「契約が完了して喜んでいる。自分にとってすべての出発点であるクラブでスタートすることをとても楽しみにしている」とコメント。さらに「全員と会話して、本当に良い感触を得ている。アヤックスは競技面で上昇していかなければならず、それに向かって懸命に働くつもりだ」と付け加えた。

 通算4度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を誇る強豪として知られるアヤックスだが、今季のリーグ戦では悲惨な開幕スタートとなっており、ここまでの8試合で勝ち点5にとどまりクラブ史上初の最下位に低迷している。

 こうした成績不振を受けて前週にはモーリス・スタイン(Maurice Steijn)前監督を解任し、ヘドウィゲス・マドゥロ(Hedwiges Maduro)氏が暫定指揮官を務めていた。(c)AFP