【10月27日 AFP】イスラエル軍は26日、イスラム組織ハマス(Hamas)が今月7日の越境攻撃で使用した武器にイラン製や北朝鮮製のものが含まれていたと発表した。

 イスラエル軍は同日、ハマスに襲撃された南部のキブツ(生活共同体)で回収した武器を報道陣に公開。地雷やロケットランチャー、自家製ドローンなどとともに、イラン製の迫撃砲や北朝鮮製のロケットランチャーも展示された。

 襲撃された地域からの軍需品撤去を監督したイスラエル軍幹部は、「ここにある武器の5~10%はイラン製、10%は北朝鮮製だと思う」と述べた。残りはハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)内で製造されたものになるという。

 ハマスはイスラエルに包囲されているガザ地区に外部から武器を持ち込むために、広範な密輸網に依存しているとされる。またイスラエルの都市に向けて繰り返し発射しているロケット弾を含め、自分たちでも武器を製造している。

 この幹部は「最も驚いたのは、彼ら(ハマス)がイスラエル領内に持ち込んだ武器の量だ」と語った。(c)AFP