【10月20日 AFP】西アフリカのギニアでジフテリアが流行し、これまでに58人が死亡した。

 ジフテリアはジフテリア菌による非常に感染力の強い呼吸器疾患。致死率は5~10%だが、子どもではさらに高い。

 世界保健機関(WHO)は7月以降、ギニア北東部カンカン(Kankan)州シギリ(Siguiri)県を中心に500人以上の疑い例を報告している。症状は通常、喉の痛みと発熱から始まる。

 WHOは、ギニアの保健当局にはジフテリアの流行に対処する能力がない指摘。ジフテリアの集団免疫を獲得するには人口の80〜85%が免疫を持つ必要があるが、ギニアのワクチン接種率は2014年以来、50%を下回っている。(c)AFP