【10月12日 AFP】23MLBは11日、各地で地区シリーズ(5回戦制)が行われ、ア・リーグは昨季王者ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が3-2でミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)を下し、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズに進出した。ナ・リーグはアリゾナ・ダイヤモンドバックス(Arizona Diamondbacks)がロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に4-2で勝利し、3勝0敗で突破を決めた。

 アストロズは、ホセ・アブレウ(Jose Abreu)の2点本塁打とマイケル・ブラントリー(Michael Brantley)のソロ本塁打などでツインズに競り勝ち、7シーズン連続のリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。15日からホームで始まる同シリーズでは、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)と対戦する。

 同じア・リーグ西地区のレンジャーズには今季9勝4敗で勝ち越しており、レギュラーシーズンでは最終日に逆転で地区優勝を決めたアストロズ。チームを率いるダスティ・ベイカー(Dusty Baker)監督は「向こうはこちらを知っているし、こちらも向こうを知っている。ものすごいシリーズになるだろう」と話した。

 ダイヤモンドバックスは、3回にヘラルド・ペルドモ(Geraldo Perdomo)、ケーテル・マルテ(Ketel Marte)、クリスチャン・ウォーカー(Christian Walker)、ガブリエル・モレノ(Gabriel Moreno)のソロ本塁打で4点を先行し、そのまま逃げ切ってスイープを飾った。

 2007年以来となるリーグ優勝決定シリーズでは、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)とアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)のもう一つの地区シリーズの勝者と対戦する。

 同日にフィリーズは10-2でブレーブスに大勝し、2勝1敗として突破に王手をかけた。

 ホームのフィリーズは、ブライス・ハーパー(Bryce Harper)とニック・カステラノス(Nick Castellanos)の2人が2本塁打ずつ放つなどし、チームとして2015年のシカゴ・カブス(Chicago Cubs)に並び歴代最多のプレーオフ1試合6本塁打をマークした。第4戦は再びフィラデルフィアで12日に行われる。(c)AFP