【10月10日 AFP】ワールドラグビー(World Rugby)は9日、頭部の負傷から選手を保護する手助けとして、「スマート」マウスガードを使用することを発表した。

 このスマートマウスガード技術は、ピッチサイドにいる独立した医師に脳振とうの可能性を警告するものとなっている。

 医師は提供されたデータを元に、脳振とうの疑いがある選手の頭部損傷の程度を評価し、フィールドに戻れるかどうか判断する。

 ワールドラグビーによると、試合中にマウスガードから医師に伝達される警告では、その選手が「けがにつながる可能性がある高いレベルの加速を受けた」かどうか示されるという。

 WRはこの技術に200万ユーロ(約3億1500万円)の投資を行っており、今月下旬にニュージーランドで開催される女子エリート大会で初導入される予定となっている。

 エリート選手については、試合のみならずトレーニング中のスマートマウスガード着用が義務付けられる。(c)AFP