【10月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)が、ガザに程近いイスラエル国内の集落で開かれた野外音楽祭を襲撃した事件で、死者が200〜250人に上ったと、遺体収容を支援したイスラエルのNGOが9日、明らかにした。

 現場は、ガザに近いイスラエルのキブツ(生活共同体)のレイム(Reim)近郊。

 ユダヤ教の戒律にのっとった遺体収容を専門に行う人道支援NGO「ザカ(Zaka)」の広報担当者は、遺体を搬送したトラックの数に基づく推計で、「会場の周辺および内部」に「200〜250人の遺体があった」と述べた。

 ハマスの武装集団は7日、ガザの境界を越え、付近の集落や町で住民を襲撃。イスラエル南部では少なくとも700人が死亡した。(c)AFP