【10月8日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は7日、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の攻撃を受けたイスラエルについて、議論の余地のない自衛権があると述べた。

 ゼレンスキー氏はテレグラムで、「イスラエルの自衛権に議論の余地はない」と述べた。

 さらに「いついかなる場合でも、テロ行為によって人命が奪われたり、人生が台無しにされたりすることのないよう、世界は団結して立ち上がらなければならない」と続けた。

 また、イスラエルで援助を必要としているウクライナ国民を支援する特別な部署を設置したという。

 オレナ・ゼレンスカ(Olena Zelenska)大統領夫人も「ウクライナ国民はイスラエル国民の痛みを理解・共有している」と述べた。

 ウクライナ外務省はこれに先立ち、「エルサレム(Jerusalem)とテルアビブの民間人へのロケット弾攻撃を含む、イスラエルに対して行われているテロ攻撃を強く非難する」「イスラエルが自国と国民を守る権利への支持を表明する」と述べていた。

 イスラエルは昨年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、中立を維持しようとしてきた。ウクライナに人道支援を行ったが、防空システムの供与を求められても武器供与には至っていない。(c)AFP