【10月7日 AFP】23F1第18戦カタールGP(Qatar Grand Prix 2023)は6日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が最速タイムの1分23秒778をたたき出し、今季10度目、通算30度目のポールポジション獲得を果たした。

 路面のアスファルトが新しくなったばかりのルサイル・インターナショナル・サーキット(Lusail International Circuit)はこの日、強風で砂やちりが吹き荒れる難しいコンディションだったが、フェルスタッペンは自身のパフォーマンスに満足した様子で、「週末に向けて最高のスタートだ」と話し、「ポールを取れてうれしいし、チームにとって良い日になった」と喜んだ。

 今季16戦中13勝と圧倒的な強さを見せつけているフェルスタッペンは、7日に行われるスプリントで6位以上に入れば、8日の決勝レースを前に3季連続の年間優勝が確定する。 

 予選ではマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が2番手のタイムをマークしたが、トラックリミット違反で記録抹消となり10番手に降格。チームメートのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)も3番手に入ったものの、同じく記録無効で6番手となった。

 こうしたレース後の混乱の中で、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が2番手、同僚のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3番手に繰り上がり、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が4番手、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が5番手に続いた。

 アルピーヌ(Alpine F1)勢のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)とエステバン・オコン(Esteban Ocon)がそれぞれ7番手と8番手、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が9番手となった。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は11番手からのスタートとなった。(c)AFP