【10月2日 AFP】アゼルバイジャン政府は1日、主権回復を宣言した隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)でメディアツアーを実施した。同地で実施した「対テロ作戦」の際、アルメニア系勢力から鹵獲した兵器や車両などの装備が公開された。

 一方、アゼルバイジャンは、国連(UN)の派遣団が同日、ナゴルノカラバフを訪問したと明らかにした。国連派遣団が同地を訪れるのは約30年ぶり。

 大統領府報道官はAFPに対し、派遣団はこの日朝に到着したと述べた。主に人道支援の必要性について調査するのが目的としている。

 アゼルバイジャンは先月、ナゴルノカラバフで実施した「対テロ作戦」の結果、主権回復を宣言。アルメニアは9月30日、同地のアルメニア系住民について、推定12万人のうち10万437人が同国に避難してきたと発表した。(c)AFP