【9月23日 AFP】ウクライナとポーランドが穀物の輸出入をめぐって対立を強める中、ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は22日、ウクライナとその欧州の同盟諸国との緊張の激化は避けられないとの見方を示した。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は会見で、「ポーランドとウクライナの間には間違いなくあつれきがある。われわれは、こうした両国のあつれきが増大するとみている。ウクライナと他の欧州諸国とのあつれきも時間とともに増大するだろう。これは避けられない」と述べた。

 さらに「当然ながら、わが国はこれを注視していく」として、ウクライナとポーランドを「反ロシア」の中心地と呼んだ。

 ペスコフ氏はポーランドを「かなり攻撃的な」国と呼び、「破壊工作」を行っていると非難。ロシアと同盟国ベラルーシは、「ポーランドから来る可能性のあるあらゆる潜在的脅威」を「警戒」していると述べた。(c)AFP