【9月23日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は22日、同国ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)などを率いたユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)氏(36)が、男子代表の新監督に就任したと発表した。解任されたハンジ・フリック(Hansi Flick)前監督の後任となる。

 フリック氏は昨年のW杯カタール大会(2022 World Cup)でグループステージ敗退に終わるなど、最後は17戦4勝と低迷し、今月の国際親善試合で日本に1-4で敗れた後に解任された。

 チームはヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)元監督の下で臨んだ2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)でもグループリーグ敗退を喫しており、母国開催となる来年の欧州選手権(UEFA Euro 2024)で再び屈辱を味わうことをDFBが危惧している中、ナーゲルスマン氏には大会までの9か月間で立て直しが期待される。

 契約期間は欧州選手権終了後の来年7月まで。短期契約になった理由について、ナーゲルスマン氏は「欧州選手権に集中するため」と説明しているが、延長する可能性も「排除しない」としている。

 ナーゲルスマン氏は、ブンデスリーガ史上最年少となる28歳でホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)の監督に就任すると、RBライプツィヒ(RB Leipzig)でも結果を残して新進気鋭の若手監督としての評価を手にし、フリック氏の後任としてバイエルンの指揮官に就任。3月にバイエルンの監督を解任された後は無所属の状態が続いていた。

 ドイツ代表は次戦、10月に米国遠征を行い、米国とメキシコとの親善試合に臨む。(c)AFP