【9月11日 AFP】スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)会長は10日、W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の表彰式で優勝したスペイン代表選手の唇にキスした問題をめぐり、辞任を表明した。

 ルビアレス氏は、8月20日に行われた女子W杯のメダル授与式で、スペイン代表MFヘニフェル・エルモソ(Jennifer Hermoso)の唇に無理やりキスし、世界中から非難を浴びた。

 キスは同意の上だったと主張し、その後は辞任を拒否していたが、国際サッカー連盟(FIFA)からは90日間の資格停止処分を科され、前週にはエルモソに刑事告訴された。

 ルビアレス氏は公開書簡で、連盟の会長代行に辞任の意向を伝えたと明かし、FIFAの処分などを受け、「職に戻れないのは明らかだ」と説明。「私が職に固執してしがみつくことは、連盟にとってもスペインサッカーにとってもプラスにならない」と記した。

 その一方で「私は真実を信じ、真実が勝利するために全力を尽くす」ともつづった。兼任していた欧州サッカー連盟(UEFA)の副会長も辞任するとした。(c)AFP/Rik Sharma