【9月10日 AFP】(更新)ラグビーW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)は10日、プールDの試合が行われ、日本は42‐12でチリを下して大会初戦を白星で飾った。

 W杯初出場のチリに開始6分でまさかの先制トライを許した日本だったが、その後はFW陣の5トライを含む計6トライを挙げ、トゥールーズ(Toulouse)の暑さの中で勝利を収めた。

 歴史的な番狂わせを夢見たチリだったが、日本は前回大会の開幕戦でハットトリックを記録した松島幸太朗(Kotaro Matsushima)があまりボールに触れることができない中で、FW陣が活躍した。

 主将の姫野和樹(Kazuki Himeno)がふくらはぎの負傷により先発を外れた日本は、衝撃的なトライを許した後にすぐさま反撃に転じ、アマト・ファカタヴァ(Amato Fakatava)がトライ。

 その後、チリのPRマティアス・ディタス(Matias Dittus)がレイトタックルでシンビンとなり流れが日本に傾くと、ジョネ・ナイカブラ(Jone Naikabula)が3人を振り切って逆転のトライを決めた。さらに、チリの主将マルティン・シグレン(Martin Sigren)がハイタックルでイエローカードを受けると、日本は再びファカタヴァがトライを挙げた。

 後半に入りディラン・ライリー(Dylan Riley)がシンビンとなって14人になった日本は、チリに1トライを許したものの、再び反撃に転じ、4度目のW杯出場となったリーチマイケル(Michael Leitch)、さらに中村亮土(Ryoto Nakamura)とワーナー・ディアンズ(Warner Dearns)がトライを重ねた。

 松田力也(Rikiya Matsuda)は6本すべてのコンバージョンを蹴り込んだ。(c)AFP