【9月6日 AFP】オーストラリア北東沖で6日、空気注入式の双胴船に乗り、バヌアツから豪州を目指して航行中だったという男性3人が救助された。船はサメの襲撃を受けて損傷していた。

 船に乗っていたのは、ロシア人2人とフランス人1人。ケアンズ(Cairns)の南東沖約800キロ、多数のサメが生息しているサンゴ海(Coral Sea)を漂流していたところを、貨物船に救助された。

 豪州海洋安全局(AMSA)は「サメによる数度の襲撃を受け、船体の両側が損傷していた」と明らかにした。3人は、バヌアツからケアンズまで2000キロ以上を同船で航行する計画だったという。6日未明に遭難信号を出していた。

 豪政府によると、サンゴ海は「世界で調査したどの海域よりも」多くのサメが生息しているという。(c)AFP